はじめに - プログラミングで創造性をブースト!
MakeCodeは、Minecraft Education版で利用できる、ブロックを組み合わせて視覚的にプログラムを作れるツールです。「プログラミングは難しそう…」と思っている人でも、パズル感覚で簡単に始めることができます。
このガイドでは、MakeCodeの基本的な使い方から、エージェント(お手伝いロボット)を動かしたり、簡単な自動建築をしたりするプログラムの作り方までを紹介します。プログラミングの楽しさを体験し、作品の可能性を広げましょう!
MakeCodeとは? - ブロックでつくる魔法の呪文
5.1. MakeCodeのすごいところ
- 直感的で簡単: 色分けされたブロックをドラッグ&ドロップで組み合わせるだけ!
- すぐに結果が見える: 作ったプログラムをMinecraftの世界ですぐに実行して試せる!
- エージェントを操れる: 自分専用のお手伝いロボット「エージェント」に指示を出して、建築や整地などを自動化できる!
- プログラミング的思考が身につく: 問題解決の手順を論理的に考える力が自然と養われる!
コマンドブロックよりも複雑な処理や、繰り返し作業の自動化などが得意です。
MakeCodeを始めよう - 起動と基本画面
5.2. MakeCodeの起動方法
Minecraft Education版のゲーム内で、以下のいずれかの方法でMakeCodeエディタを開きます。
- 1チャットコマンドで起動
チャット欄を開き(通常は `T` キーまたはEnterキー)、
/codeと入力して実行します。 - 2キーボードショートカットで起動
デフォルトでは `C` キーを押すとCode Builder(MakeCodeエディタを含む)が開きます。
Code Builderが開いたら、「Microsoft MakeCode」を選択し、「新しいプロジェクト」を作成しましょう。
MakeCodeエディタの基本画面
- ブロックカテゴリ: 画面左側に、「プレイヤー」「ブロック」「エージェント」など、様々な種類のブロックがカテゴリ別に並んでいます。
- ワークスペース: 画面中央の広いエリア。ここにブロックをドラッグ&ドロップしてプログラムを組み立てます。
- 実行ボタン (緑の三角): 作成したプログラムをMinecraftの世界で実行します。
- シミュレーター (左下): 簡単な動作なら、Minecraftに戻らなくてもここで確認できます。(エージェントの動きなどは限定的)
基本的なブロックの種類と役割
MakeCodeにはたくさんのブロックがありますが、まずはよく使う基本的なブロックを覚えましょう。
イベントブロック
「チャットコマンドを入力したとき」「プレイヤーが歩いたとき」など、プログラムが動き出す「きっかけ」を指定します。全てのプログラムは基本的にこのブロックから始まります。
エージェントブロック
エージェントを「前に動かす」「向きを変える」「ブロックを置く/壊す」など、エージェントに様々な指示を出すためのブロックです。
ループ (繰り返し) ブロック
「〇回繰り返す」「ずっと」など、同じ命令を何度も実行させたいときに使います。
ロジック (条件分岐) ブロック
「もし〇〇なら△△する、でなければ××する」というように、条件によって実行する命令を変えたいときに使います。(if文)
変数ブロック
数値や文字列などの情報を一時的に保存しておくための「箱」のようなものです。プログラムの中で値を変化させたり、参照したりできます。
プレイヤーブロック
プレイヤーに対して何かをさせたり(例: メッセージを表示)、プレイヤーの位置情報を取得したりするブロックです。
簡単なプログラム作成例 - まずは動かしてみよう!
実際にブロックを組み合わせて、簡単なプログラムを作ってみましょう。
チャットコマンドで「こんにちは!」
チャットで特定の言葉を入力すると、エージェント(またはプレイヤー)が挨拶してくれるプログラムです。
MakeCodeブロックの組み合わせ:
- 1イベント設定
「プレイヤー」カテゴリから「チャットコマンド "jump" を実行したとき」ブロックをワークスペースに置きます。「jump」の部分を好きな言葉(例: "hello")に変更します。
- 2アクション設定
「プレイヤー」カテゴリから「自分に "メッセージ" と言う」ブロックを、手順1のイベントブロックの中にはめ込みます。「メッセージ」の部分を「こんにちは!」などに変更します。
✨実行方法:緑の実行ボタンを押し、Minecraftのチャット欄で設定したコマンド(例: "hello")を入力してみましょう!
エージェントを四角く歩かせる
チャットコマンドで、エージェントに指定した長さの正方形を描くように歩かせるプログラムです。
MakeCodeブロックの組み合わせ:
- 1イベント設定
「プレイヤー」カテゴリから「チャットコマンド "square" と [数値] を実行したとき」ブロックを置きます。数値は後で辺の長さに使います。
- 2繰り返し設定
「ループ」カテゴリから「4回繰り返す」ブロックをイベントブロックの中にはめ込みます。(正方形なので4回)
- 3エージェントの動き
「4回繰り返す」ブロックの中に、以下のブロックを順番にはめ込みます。
・「エージェント」カテゴリから「エージェントを前に [num1] ブロック動かす」([num1]はチャットコマンドで受け取った数値変数)
・「エージェント」カテゴリから「エージェントを [右] に [90] 度回す」
✨実行方法:エージェントを呼び出し(チャットで `/agent create`)、プログラムを実行後、チャットで「square 5」などと入力してみましょう!
エージェントプログラミングの魅力
MakeCodeの大きな特徴の一つが「エージェント」の存在です。エージェントはプレイヤーの指示に従って様々な作業をしてくれるロボットのようなものです。
エージェントでできること(例)
- 指定した場所にブロックを置いたり、壊したりする(自動建築、整地)。
- アイテムを集めたり、植えたりする。
- プレイヤーを追跡したり、特定の場所へ移動したりする。
- 複雑なパターンや構造物をプログラムで自動生成する。
エージェントをうまく使うことで、手作業では大変な建築や作業も効率的に行うことができます。ぜひ色々な命令を試してみてください。
MakeCode練習のコツ
- チュートリアルから始める: MakeCodeエディタ内には、基本的な操作を学べるチュートリアルがたくさん用意されています。まずはこれらを試してみましょう。
- ブロックの意味を理解する: 各ブロックがどんな働きをするのか、実際に動かして確認しながら覚えましょう。
- 少しずつ複雑にしていく: 最初は簡単なプログラムから作り始め、徐々にブロックを増やしたり、組み合わせたりして、より複雑な動きに挑戦していきましょう。
- エラーを恐れない: プログラムが思った通りに動かなくても、どこが間違っているのかを考えることが上達への道です。MakeCodeはエラーも比較的わかりやすく表示してくれます。
- 他の人の作品を参考にする: Minecraft Educationの公式サイトやYouTubeなどで、他の人が作ったMakeCodeのプログラムを見てみるのも勉強になります。
- 目標を決めて作る: 「こんな動きをさせたい」「こんなものを作りたい」という具体的な目標を持つと、学習のモチベーションが上がります。